kaip-memo

小学校の先生です。1児の父です。仕事のこと、育児のこと、家事のことなどを書きます。

【学び】第14回教室『学び合い』フォーラムin静岡に参加して③

 
 
 
2018年8月4・5日(土・日)、第14回教室『学び合い』フォーラムin静岡に参加してきました。


前回の記事はこちら。

kaip68.hatenablog.com

 
 
 

 
 
 

「学び合う教師の姿」


f:id:kaip68:20180806153219j:plain


「学び合う教師の姿」という題目で、文部科学省初等中等教育局教職員課長・柳澤好治先生、上越教育大学教授・水落芳明先生、静岡市立大里中学校校長・山下由修先生のお話(パネルディスカッション)を聞きました。パネルディスカッションのコーディネーターは、静岡県立駿河総合高等学校教諭・鈴木庸介先生でした。




これからの児童に必要な資質・能力


三人の先生の答えは、『連想力』(柳澤先生)、『つながる』(水落先生)、『失敗する力』(山下先生)でした。


学んだことを生かして新たなことを創造する連想力、仲間と協働して活動するつながる力、失敗を恐れずチャレンジする失敗する力、どれも大切な力だと思うし、三つの力にもつながりがあると思います。


私自身は、『不確かさを受け入れ、楽しむ力』ではないかと考えました。


これからの社会は、ロボット技術の進歩によって、およそ半分の仕事が自動化されていくと言われています。


これまで人間しかできないと思われてきた仕事も、ロボットが代わりを果たせるようになり、人間はよりクリエイティブな役割を求められるようになっていくでしょう。


そうなると、正しい答えを導くというよりも、状況に最も適している答えを考えるのが大切になってくると思います。


自分の考えに対して、不安を抱くのではなく、楽しみながらより最適な答えを考える、そんな力が求められるのではないかと思いました。




児童に必要な資質・能力をつけるために、教師に必要な資質・能力


三人の先生の答えは、『即応力』(柳澤先生)、『We』(水落先生)、『優柔不断、自問自答』(山下先生)でした。


私が考えたのは、『受け入れ、関わり、学ぶことを楽しむ力』です。


社会が変化していく中で、学校で行う教育も変化していくと思います。


これまで以上に教科書には書いていないようなことを、教材とすることも出てくると思っています。


そういった新しいものでも、「やったことないから。」「わからないから。」といって拒絶してしまうのではなく、受け入れて関わりをもち、教師自身も楽しんで学ぶことが大切だと思います。




懇親会と二次会


懇親会にも参加させていただきました。


Facebook上でつながっていた方と実際に会ってお話することができたり、一度だけお会いしたことがあった方とまたお話することができたり、全国から集まったやる気あふれる先生方とお話ができたりと、とても楽しい時間でした。


初参加だったので、始まる前は緊張した気持ちもありましたが、どの先生も優しくたくさんのお話を通して自分の考えを再認識したり、深めたりすることができました。



数名の先生方と二次会にも行ってきました。


初めて会った先生方であるにも関わらず、教育観について熱く話をすることができて、貴重な経験をさせてもらいました。


きっと、『学び合い』の考え方を大切にしている先生方だったので、一人も見捨てないというのが染みついているのだろうなと思いました。


ご一緒させていただいた皆さん、ありがとうございました!