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小学校の先生です。1児の父です。仕事のこと、育児のこと、家事のことなどを書きます。

【学び】第14回教室『学び合い』フォーラムin静岡に参加して②

 
 
 
2018年8月4・5日(土・日)、第14回教室『学び合い』フォーラムin静岡に参加してきました。


前回の記事はこちら。

kaip68.hatenablog.com
 
 
 

 
 
 

働き方改革と教師の協働」


働き方改革と教師の協働」という題目で、文部科学省初等中等教育局教職員課長、柳澤好治先生のお話を聞きました。

社会とのつながり


柳澤先生も、これからの教師に期待することの一つとして、社会とのつながりというお話をしていました。


柳澤先生ご自身が、小学校で出前授業を行った際に、「文部化科学省での仕事に、学校で習った算数や友達を思いやることなどがつながっている。」と子どもたちに話した経験を教えてくださいました。


具体的な例を挙げて、説明されていたので、「なるほど。学校での勉強が将来の仕事につながっているんだな。」と、私も思いました。



なぜ勉強するのか? (SB新書)

なぜ勉強するのか? (SB新書)


以前に読んだこの本には、『勉強するのは、「理解力(読解力)」・「想像力」・「表現力」を養うため。社会に出て役立つのも、知識ではなくその3つの力。』という内容が書かれていました。


でも、小学生の子どもたちが納得するためにはもっと、具体的な説明が必要になります。


先生や家族、地域で働いている人などから、学校の勉強と今の仕事とのつながりや実体験を話してもらえれば、勉強に対する意欲が湧くのではないかなと思いました。



例えば、自分が勤務している学区であれば、お蕎麦屋さんがあります。


もしかすると、そばを作るのにそば粉と水の割合を考えたり(算数の学習)、おすすめのメニューを手書きで書いたり(書写の学習)、その地域の特産品を使ったり(社会の学習)、温度や湿度によって調整したり(理科の学習)と、学校での勉強をフル活用しているかもしれません。


職場の同僚と協力することや、お客さんを気遣うことは、友達との関わりの中で学んだことが生きているかもしれません。


そんな話を、子どもたちに聞かせてあげられたら、きっと子どもたちにとって、素敵な学びになるんだろうなと思いまた。


社会とのつながりをつくる教師、とても大切な存在だと思いました。




教員の働き方改革


働き方改革についても話がありました。


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上の資料を見ながら、自分の学校でできる働き方改革は、どんなことがあるのか考えてみました。


・チラシは配らず、授業参観時などに玄関に置いておき、必要なものだけ持って行ってもらう。

・写真のお金の回収をしなくて済むように、写真屋にネット注文ができるようにしてもらう。業者を変える。

・駅伝大会に向けた朝練習をやめる。

・勤務時間終了後は、留守番電話にする。保護者にもお知らせを出し、共通理解を図る。

・保護者や地域の方々に清掃ボランティアとして、活動してもらう。


私は、こんなことを考えました。



今、社会で働き方改革が叫ばれていて、教員の働き方改革にも追い風が吹いていると思います。


このチャンスを逃すと、働き方を見直すのも難しくなってしまうのではないかという危惧もあります。


職場でしっかりと話し合い、自分たちでできることを進めていきたいです。