【人生】立ち会い出産の裏側②
我が子(瑞都)が大きくなった時に、出産の日の出来事を感動的な笑い話にして話してあげたいと思っています。
以下、そのための備忘録です。
前回の記事のつづきです。
2018年5月1日(火)
4:30
起床。
車中泊をしたので、身体が痛い。
妻に体調はどうか、LINEで尋ねてみる。
5:10
妻からLINEで、
「たまに痛い」
と、応答がある。
面会のできる食堂スペースへ向かう。
5:20
妻と再開。
お腹がだいぶ小さくなっているが、まだ規則的な痛みはないとのこと。
朝食や検査までまだしばらく時間があるらしいので、一度、妻の実家に戻り、身支度をしてまた病院へ来ることにする。
7:30
一時帰宅。
風呂に入り、荷物をまとめる。
9:00
病院へ向かう。
妻から、
「旦那さんが来たら、一緒に診察行きましょうかって言われた」
と、LINEが来る。
9:50
病院に到着すると、妻から、
「この後、分娩室に入るって」
と、言われる。
診察があって、話をきいてからだと思っていたので、焦る。
10:00
分娩室に入る。
初めての分娩室、部屋の中を写真に撮ったり、奥さんにインタビューをしたりとワクワク気分。
前日に破水しているので、陣痛促進剤を点滴することになる。
点滴をするために助産師さんが注射を打つ。
奥さんの血管が細く、なかなか血管に当たらないらしい。
腕に刺した後にぐりぐりと針を動かし、数秒後、
「止めます。」
と、針を抜く。
反対の腕でも、同じことが繰り返される。
一人目の看護師さんが諦め、他の助産師さんを呼びに行く。
二人目登場。
二人目が血管を探し、注射をする。
腕の中で、針をぐりぐりと動かし、
針を抜く。
やはり、血管に入らない。
他の助産師さんを呼びに行く。
三人目登場。
ベテラン感のある助産師さん。
血管の場所を探し、注射を打つ。
見事、成功。
点滴を始めるまでに、4度も注射をし、奥さんは既にぐったり。
11:00
陣痛促進剤の点滴が始まる。
12:00
陣痛促進剤が効き始める。
水を渡したり、マッサージをしたりする。
まだ痛みはそんなに強くなく、ビデオを撮ったり、写真を撮ったりする。
14:00
痛みが強くなり、写真やビデオを撮ったりする余裕がなくなる。
16:00
医者から赤ちゃんの心拍数が落ちていると告げられる。
赤ちゃんが外に出ようとしている時に、ストレスが大きくかかっていると説明を受ける。
これ以上、陣痛促進剤の点滴を続けるのは、赤ちゃんに負担がかかるから点滴を止めることになる。
今後、帝王切開に切り替える可能性もあるため、その準備も進めると説明される。
17:00
陣痛促進剤の点滴を止めても、痛みはまだ続いている。
18:00
奥さんが、
「(子宮口が)開いてきた気がする。」
と、叫ぶ。
助産師さんに、
「診察をするので、部屋の外に出ていてください。」
と、退室を命じられる。
大きな機械が部屋に搬入され、部屋の中からはこれまでとは違った機械音が聞こえ始める。
「奥さんは、自然分娩を望んでいたけど、帝王切開に切り替わるのかな。これまで痛みに耐えていたから、少し可哀想だな。」と、思う。
18:20
助産師さんから、
「分娩体勢に入るので、部屋に入ってください。」
と、伝えられる。
ここまで頑張ってきた妻の頑張りを思い、一足先に涙する。
部屋に入り、助産師さんの指示に従い、奥さんの手を取り、応援する。
お腹の上を助産師さんが押したり、手や吸引器で引っ張られたりして赤ちゃんが痛そうだなぁと思う。
出産って、壮絶。
18:34
我が子(瑞都)誕生。
妻に労いの言葉をかけ、初めての抱っこ。
ふにゃふにゃで可愛い。
写真やビデオを撮って、奥さん、お義父さん、お義母さんと喜びを分かち合う。
奥さんが食べていなかった夕飯を食べさせてあげようとすると、
「きゅうりが入っているからいらない。」
と、断られる。